| Q: | そもそもなんで高校で陸上部に入ったの?中学はサッカー部なのに。 |
| A: | 小学生の頃から市の大会に出ててさ、優勝の味をしめちゃったのかな。 でも何より走るのが好きだったから。それに陸上部が強いって聞いてたし。 |
| Q: | 小学生の頃から大会出てたの? |
| A: | そう、市の大会が近づくと校庭で練習したんだ。母親がラップ取ってくれて。 中学の頃はサッカー部の練習が終わった後走りこんでたね。 よく試合内容が悪かったりすると校庭10周とか走らされたでしょ?でもあれも全然苦じゃなかった。「いってきまーす!」って感じだった。 |
| Q: | すごいね。お母さんは熱心で栄養士だし、ホントに走るのが好きだったんだね。中学の時の練習内容は? |
| A: | 叔父さんが西京高校の女子の監督やっててさ、電話して練習メニューとか聞いてやってたよ。毛細血管を発達させるのに適した負荷(10秒間に脈拍25回くらい)もその頃から知ってたんだ。 |
| Q: | いいねー、うらやましいよ。そら強いわな。毎回優勝してたの? |
| A: | 結構勝ってたね。でもさ、埼玉栄にいた西澤さんって覚えてる?中学2年の時かな、3年の部にあの人がいてさ、すんごく強くて全然歯が立たなかった。あの時に陸上専門の練習しないと勝てないんだなって、思い知ったよ。 |
| Q: | は〜、高校入った時のレベルが既に全然違うわけだ。では高校を振り返ると? |
| A: | 1年の時はどんどん記録が伸びてたけど、2年で苦しんだ。全然伸びなくてさ。3年の春過ぎくらいかな、陸上部から離れて1人で家の近くのクロカン走るようになって真の楽しさに目覚めたんだ。 |
| Q: | 真の楽しさ? |
| A: | クロカン走ってると、大自然の中でいかに自分が小さい存在かっていうのを思い知ったんだ。人間て誰でも自意識があってさ、自分が大きい存在だ、みたいに思ってるでしょ?クロカン走ってるとそれが無くなってすごく気分良く走れるんだ。 今まで自分が陸上をやってるって感じだったんだけど、自分の中に陸上が確立された、っていうか。そういうとカッコいいけどね。 |
| Q: | 悟ってるね。勉強になります。 では何か反省事項があれば。 |
| A: | 2年の時苦しんだけど、負けてもタイム出なくても笑い飛ばせるくらいが良かったな。また次やりゃいいや、みたいな。ストイックさの中にも明るさを持つことって大事だと思う。何でも前向きに自分をコントロールできるようになることだね。 |
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